ペガサスベイワイナリーがあるニュージーランド南島のカンタベリー地方ワイパラヴァレーは昼夜の寒暖差が大きく、また秋は乾燥していることから ブドウの成熟期間が非常に長いため、ブドウは適度な酸味を保ちながらも風味が凝縮し最高の熟度に達するブドウが収穫できます。
ペガサスベイワイナリーの土壌は氷河期に形成された石灰石と砂礫から形成されています。日中の表土温度を高く保つ一方、痩せた土壌であるため葡萄の受精は自然に抑えられ、その結果、低収量でよく熟した風味豊かなブドウが実ります。
1991年にワインをリリースしてから、カンタベリーのトップワイナリーとして高品質なワイン造りを続けています。
また、併設するレストランは「Cuisine Magagine」で過去5年連続NZ国内最高のワイナリーレストランに輝いています。
【ペガサスベイ ピノ・ノワール 2020】
≪テイスティングコメント≫
チェリー、クランベリー、ラベンダーやクローブの香りに、下草やスモーク、トリュフなどのアーシーで複雑なニュアンス。バランスのとれた味わいで、緻密なタンニンと爽やかな酸味が口中に鮮やかに広がり、凝縮感と骨格を感じさせながら、フレッシュさも損なわれない。スパイシーでビロードのような深みある長いフィニッシュ。
≪ヴィンテージの特徴≫
安定した開花時の天候により、十分な結実が得られたため、間引きが行われた。夏はほとんど雨が降らず乾燥していたため、小粒に留まった果実は凝縮した風味と濃縮度を備えた。暖かい日の続いた秋にブドウは十分な熟度に成熟、Covid19で閉鎖中も支障なく収穫を続けることができた。
全体の40%を全房のまま発酵槽の底に置き、残りは除梗して上に重ねる。約1週間低温浸漬してから自然発酵。発酵中1日2回パンチダウン。発酵後さらに約1週間浸漬。夏に自然なMLFを経る。熟成後に区画、クローン別の樽からバランスを考慮してブレンド。フレンチオーク樽(新樽率40%)で15ヶ月間熟成。
産地:ノース・カンタベリー ワイパラヴァレー
葡萄品種:ピノ・ノワール
アルコール度数:14.4%
内容量:750ml
備考:スクリューキャップ / 残糖28.4g/L