ニュージーランドの南島の北部に位置するネルソン。日照時間が長くブドウの栽培にとても適した環境です。
DanielとUrsula夫妻がヴィンテージ毎の特徴を大切にした、手作業のワイン造りを行っています。サスティナブル(持続可能)な葡萄畑で大切に育てた果実を、グラヴィティシステム(醸造過程でのワインの移動をすべて自然の重力によって行う方法)を最大限に活用した構造のワイナリーで醸造します。
こちらのワイン「シャングリ・ラ」は小規模なブティックワイナリーであるブラッケンブルックワイナリーで生産されています。
オーナーはダニエルは、オーストリアのリースリングの巨匠「Weingut Hirsch」、ドイツの「Weingut Engelhof」で働いたのち、ゲヴュルツとピノノワールに定評のある、スイス人ワインメーカー「Georg Fromm」の元で研鑽をつみました。
その他、多くの経験を経てブラッケンブルックを設立。2004年に念願のファーストリリースを迎えます。
ワイン名、シャングリ・ラの鮮やかな色合いワインラベルの絵は、全て風景画家「Marilyn Andrews」の物です。ネルソンの美しい風景が描かれています。
≪シャングリ・ラ ソーヴィニョン・ブラン 2022≫
100%自社畑、100%サスティナブル。粘土質と砂質の層になった土壌。収穫はすべて手作業で行い、80%除梗、20%全房。繊細なアロマを保つため低温発酵。ポンプはほとんど使用せず、独特な造りのワイナリーにて重力を利用して移動。ボトリング前の清澄は行わずに、一度だけフィルターにかけた後、瓶詰しています。 ほのかに舌先に感じる発泡は、ポンプをほとんど使用せずにボトリングまでたどり着くため発酵時に発生したCO2が残存しているからです。このごく微量の発泡により、グラスに香りが溢れます。更にSO2の使用量も抑えることが出来るのです。
産地:ネルソン
葡萄品種:ソーヴィニヨンブラン100%
アルコール度数:13.5%
容量:750ml
備考:スクリューキャップ/VEGAN
≪テイスティングコメント≫
マールボロ地区の特徴である青草やハーブ系の風味は控えめで、ネルソン地区のブラッケンはみずみずしい果実感とミネラルが特徴的。素晴らしく深みのあるトロピカルフルーツ、奥底にほのかに感じる赤唐辛子のニュアンス。クリスピーで上品な酸味。余韻は長くて魅惑的。ベジタリアンソサエティ認証のヴィーガンワイン。
受賞履歴:4 star Michael Cooper BUYER’S GUIDE TO NEW ZEALAND WINES